テーマ:明治

【明治の50冊】(9)二葉亭四迷「浮雲」 苦悩描き、近代小説の原動力に

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。  この連載でも何度かふれている明治10年代後半の言文一致運動は、文章を口語的な文体で書こうという文章改革だった。そのうねりのなかで生まれた初の言文一致体小説『…
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【明治の50冊】(8)柳田国男「遠野物語」 日本人の死生観「心の復興」

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。   『遠野物語』に「山々にて取(とり)囲まれたる平地なり」とある岩手県の遠野郷(ごう)は、深い雪の中にあった。「今年は雪が多い分、寒さはそれほどでもないですよ…
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【明治の50冊】(7)中江兆民「三酔人経綸問答」 南海先生に託した百年の大計

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。  これからの日本の進路は非武装中立だとする理想主義に対し、国益第一と対外強硬策を掲げる国権主義。そして、そのどちらにも距離を置く現実主義。この3者が討論するユ…
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【明治の50冊】(6)坪内逍遥『小説神髄』 近代日本文学の“発火点”

明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。  物語の登場人物を「聖人君子」などではなく、「等身大の人間」として描く。現代の小説では半ば常識とされるこの概念は、江戸期までの日本文学には当てはまらなかった。時…
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【明治の50冊】(5)三遊亭円朝「怪談牡丹燈籠」 「言文一致」文芸運動の象徴

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。  『怪談牡丹燈籠(ぼたんどうろう)』は、近代落語の祖といわれる三遊亭円朝の代表作だ。焦がれ死にした美しい娘の幽霊が、駒下駄の音を響かせ、夜ごと恋人の元へと通う…
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【明治の50冊】(4)文部省音楽取調掛編 小学唱歌集 理想に終わった和洋折衷

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。  『小学唱歌集』は、文部省音楽取調掛が編集した日本初の五線譜による音楽教材だ。明治14(1881)年から17年にかけて、初編から第三編まで出版された。全91曲…
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【明治の50冊】(3)一身独立説く「近代の源流」 福澤諭吉『文明論之概略』

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。  明治7(1874)年3月から1年を費やして書かれ、8年8月に刊行された福澤諭吉の『文明論之概略』。5年2月から9年11月にかけて大衆向けに出された全17編の…
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【明治の50冊】(2)福澤諭吉『学問のすゝめ』 時代と格闘 文明開化宣言

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。  明治を代表する啓蒙(けいもう)思想家である福澤諭吉の最も有名な著作『学問のすゝめ』。初編刊行は明治5(1872)年で、大政奉還からわずか4年あまり。封建制度…
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【明治の50冊】(1)『西国立志編』サミュエル・スマイルズ著、中村正直訳

 明治150年にあたる今年、産経新聞社では明治年間に書かれた先達の作品を紹介していきます。著作権も切れ、ともすれば忘れがちになる古典をもう一度再認識させてくれる好企画です。 閉塞状況打開のカギに 読者を鼓舞 『西国立志編』サミュエル・スマイルズ著、中村正直訳 ■今再び「自助、自立の精神」  あけましておめでとうございます。…
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