【私的昭和名曲撰】第19回「景子」~伊藤敏博

  伊藤敏博さんの代表曲というなら、1980年のヤマハのポプコングランプリ曲「サヨナラ模様」です。先日カラオケを共にした友人Hは、こんな歌知らん、と言っておりました。御もっともです。しかし、1983年に発売されたシングル第3弾のこの曲こそ、名曲というにふさわしい、奥の深い曲です。  売れない歌手を続ける男の恋人『景子』。しかし『景子』はそれで幸せでした。しかし、ある日『景子』の父親は恋人を…

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【私的昭和名曲撰】第18回「モンロー・ウォーク」~南 佳孝

  夏真っ盛り、海・山の季節です。子どもの頃、湘南の海岸べりで育った私は、夏といえば、海しか頭にありませんでした。烏帽子岩は、まだ歌詞には登場しておりませんが、夏の定番、大磯ロングビーチは少し敷居の高い、あこがれのスポットでありました。この「モンロー・ウォーク」が発売された1979年、大磯ロングビーチのキャンペンガールはアグネス・ラム、曲のイメージにぴったりでした。  そんなわけで、「モン…

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【私的昭和名曲撰】第17回「ひと夏の経験」~山口百恵

  私、徳田の“神推し”山口百恵様も引退から30有余年、もはや伝説のアイドルとなっております。たった7年半という短い活動期間の中で、これほど鮮烈な記憶を、今なお多くの人にとどめる歌手はいないでしょう。森昌子、桜田淳子らと共に、~花の中三トリオ~と呼ばれていましたが、当初は、三人の中では三番手の存在でした。そうした中で、いちやくトップアイドルへと押し上げたのが、この「ひと夏の経験」。俗に『青い…

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【私的昭和名曲撰】第16回「一人の道」~ピンク・ピクルス

 ロンドンオリンピックがついに開幕しました。日本は、男女のサッカーが、幸先の良いスタートを切りました。特に、勝って当然の女子に比べ、男子は優勝候補のスペインを撃破するという大金星、「グラスゴーの軌跡」と世界中に驚きと称賛をもたらしています。この後も気を緩めずに、検討してほしいものです。16年前のアトランタオリンピックでは、ブラジルを初戦で破るという「マイアミの軌跡」を起こしましたが、結局予選…

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【私的昭和名曲撰】第15回「夏のお嬢さん」~榊原郁恵

 西の元祖巨乳アイドルが河合奈保子なら、東は榊原郁恵で異論はないでしょう。厚木の中学校で先輩だったというゼミの同級生、天利武彦君は、郁恵ちゃんの大ファンでした。その天利君、ゼミの同級生の中で唯一、行方が分かりません。どうしているのでしょうか。会いたいです。  「私の先生」で、1977年デビュー、アイドル黄金時代の80年アイドルよりは一世代前の人です。  さて当時のアイドル情勢はといえば、…

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【私的昭和名曲撰】第14回「恋のバカンス」~ザ・ピーナッツ

 元ザ・ピーナッツの伊藤エミ(本名:沢田日出代)さんの訃報が流れました。合掌。  双子のデュオといえば、ザ・ピーナッツをそのトップとして推すことに異存のある人は少ないでしょう。ザ・ピーナッツ以後、ザ・リリーズ、リンリン・ランラン、祐子と弥生など双子デュオはいくつも生まれましたが、いずれもザ・ピーナッツには遠く及びません。三倉茉奈・佳奈はNHKの朝ドラ『だんだん』で、美しいハーモニーを聞かせ…

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【私的昭和名曲撰】第13回「みだれ髪」~美空ひばり

 「昭和の歌謡界を語るならたった一人いれば十分である。その人は美空ひばりである。」誰が言ったかわからないが、極論すればそのとおりであると思います。  今年もその美空ひばりの命日(6月25日)がやってきました。偉大な歌手の名曲は、最初に何を取り上げようか.....歌手人生の集大成となってしまった「川の流れのように」は、スケールの大きな名曲。秋元康が作詞家としての自信を持つ切っ掛けになったこ…

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松田聖子、電撃の再々婚!お相手は慶応大病院勤務との情報も

 松田聖子が何と、電撃再々婚! 以下はZAKZAKの記事から  かつてスキャンダル女王の名をほしいままにしたベテラン歌手、松田聖子(50)がまたもや電撃婚だ。聖子は13日午後、公式ホームページで、同世代の大学准教授の一般男性と結婚・入籍したことを発表した。聖子の所属事務所は夕刊フジの取材に「きょう婚姻届を提出した。会見はしません」と述べた。聖子は2000年12月に離婚して以来、3度目の結婚…

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BOSS懐かしのヒット曲歌謡祭《80年代~90年代》

  『私的昭和名曲撰』で取り上げている曲は、昭和時代にリリースされた曲なので、1988年まで(ちなみに昭和最後の日は、1989年1月7日)です。この時代のシングル曲は、全てEPレコードというアナログ盤でした。1982年からCD時代に入っており、1980年代の半ばにはアルバムはCDに変わっておりました。ところがシングル規格は大幅に遅れ、シングル規格の8cmCDがリリースされたのは1989年からでし…

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【私的昭和名曲撰】第12回「雨の物語」~イルカ

 梅雨に入りました。雨の一日になっています。『雨』を題材にした曲は、あまたあります。先日、選抜総選挙で盛り上がったAKB48では「てもでもの涙」という名曲がありますが、これは昭和ではありません。それではということで、イルカの「雨の物語」にしました。  イルカさんを初めて聞いたのは、文化放送の公開番組「ハローパーティー」だったかと思います。ただし、当時はシューリークスというデュオ、隣にいたの…

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【私的昭和名曲撰】第11回「百万本のバラ」~加藤登紀子

 またバラの季節になった。「花の女王」と言われるバラは、その華やかな印象から西洋から入って来たと思われがちだが、日本はバラの原産国である。古くは茨(イバラ)と呼ばれ、万葉集にも詠まれている。  さて、バラにまつわる名曲は数々ある。日本のフォークソングの原点と言われるマイク真木の「バラが咲いた」、松田聖子の「野ばらのエチュード」など、枚挙にいとまはないが、ロシア原曲の「百万本のバラ」はそのな…

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【私的昭和名曲撰】第10回「想い出のセレナーデ」~天地真理

  さて、前回好評(?)だった『まりちゃんズ』のグループ名の由来と言われていた(実際は違ったらしい)天地真理の1974年、後期の名曲「想い出のセレナーデ」である。  満面の笑みを浮かべて歌う、真理ちゃんとはかけ離れて、一転、愁いを帯びた表情は、アイドルとしての天気であったのかもしれない。しかし実際は、アイドルからの脱皮に失敗、これが最後の紅白出場曲となってしまった。  また、精神的に病ん…

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【私的昭和名曲撰】番外編「ブスにはブスの生き方がある」~まりちゃんズ

 あれは5月ではなく、10月であったが、今日と同じように、雨上がり明けのよく晴れた日であった。体育祭当日、放送部の私は、受験で代位戦を退いた先輩諸氏に代わり、PAを一手に引き受けていた。中でも特に力を入れていたのが、競技中に流すBGMであった。入場行進はこれまで定番であった「クワイ河マーチ」に変わり、ピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」を使用、騎馬戦では「ワルキューレの騎行」で煽る。(ち…

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【私的昭和名曲撰】第9回「愛人」~テレサ・テン

  今日は祝日『昭和の日』、少し前は『みどりの日』、もっと前は『天皇誕生日』である。昭和の名曲を紹介する身としては、この日にアップしないわけにはいかない。で、昭和というキーワードの外にいる、外国人テレサ・テンをなぜか取り上げてしまう。  わずか42歳で鬼籍に入ったことは惜しまれるが、その存在は半ば伝説化している。偽造パスポート事件で一時的に日本から姿を消した後、「つぐない」の大ヒットで復帰を果…

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【私的昭和名曲撰】第8回「閉ざされた町」~カルメン・マキ&OZ

 先週来のモヤモヤをブッ飛ばすためにパワフルな曲を上げておきたい。  学生時代、友人のI君が、昼飯を食っている時、突然明日コンサートに行かないかと誘ってきた。出演はカルメン・マキだという。「時には母のない子のように」など、無表情で歌っていたあのカルメン・マキのコンサート?、訝しく思った。私はロックに転向していたカルメン・マキをよく知らなかったのだ。  場所は日本青年館だと記憶するが、神田…

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【私的昭和名曲撰】第7回「愛の水中花」~松坂慶子

    五木寛之原作の「水中花」をTBSでドラマ化。主演の松坂慶子さんが主題歌を歌っていました。ドラマ放映当時の1979年、松坂さん27歳、とにかくきれいでエロかった。オープニングのバニー姿で踊る姿が強烈で、ドラマの内容はほとんど覚えてませんでしたが、CSのTBSチャンネルで一昨年だかに放映されたの改めて見ました。  大人のドラマでした。さすが「ドラマのTBS」とかつて言われていただけのこと…

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【私的昭和名曲撰】第6回「絹の靴下」~夏木マリ

  ファッションデザイナー、コシノ3姉妹のお母さんを主人公にした、NHKの朝ドラ『カーネーション』が本日終了しました。最近ではかなりの高視聴率だったようです。このドラマで主人公糸子の晩年を演じたのが夏木マリでした。  「絹の靴下」は夏木マリのデビュー曲で、1973年の作品。当時、私の所属していた放送部では、お昼休みに、自腹で買ったレコードを解説付きで流すという、誠に貧乏くさい番組をやっておりま…

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【私的昭和名曲撰】第5回「スマイル・フォー・ミー」~河合奈保子

 松田聖子さんらと共に「花の80年組」と呼ばれていた河合奈保子さんです。アイドル全盛時代の中でもトップクラスの人気と実力を誇っていました。曲は、デビューから1年後の1981年発売、5枚目のシングルでした。  この年、彼女はNHKの「レッツゴーヤング」の収録中に事故に会い、腰の骨を折るという重傷を負ってしまいますが、年末の紅白歌合戦では見事に初出場を果たし、プレッシャーの中、紅組のトップバー…

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【私的昭和名曲撰】第4回「池上線」~西島三重子

 いわゆる一発屋のカテゴリーに入る曲かと思います。1976年発売。1960年代後半から始まったフォークソングブームは、すでにニューミュージックと呼ばれるようになり、プロテストソングの要素はすっかり消えてしまいました。あのボブ・ディランさえもすでに過去のものになりつつありました。  高度経済成長が終焉を迎え、学生運動も沈静化していった時代、挫折や別れなどひたすら個人の負の感情を歌い上げること…

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【私的昭和名曲撰】第3回「見上げてごらん夜の星を」~坂本 九

 東日本大震災から早いもので1年が経ちました。各地では追悼と復興を願う催し物が開かれています。読売新聞にもこんな記事が出ていました。 佐渡裕さん指揮、ノートルダム大聖堂で震災追悼 【パリ=三井美奈】東日本大震災から1年を前に9日、パリ中心部のノートルダム大聖堂で、犠牲者の追悼ミサと日本人の子供たちによる演奏会が行われた。  ミサは、日本在住経験のある同聖堂の神父が仏在住の日本人有志…

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【私的昭和名曲撰】第2回「メモリーグラス」~堀江 淳

  一発屋の偉大な代表、堀江淳の代表曲、この曲以外はちょっと思い出せません。オネエ疑惑あり。  就職したころ、職場の4歳年上のFさんに、二次会のスナックでこの曲と伊藤敏博の「サヨナラ模様」を歌ってくれとせがまれました。ちなみに私は、歌は下手です。まだカラオケが、VHDかレーザーディスクだったような気がします。当時の彼女に何があったのか、今は知る由もありませんが、バブル時代が来る前の日本って…

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【私的昭和名曲撰】第1回「サンセット・メモリー」~杉村尚美

 全くの個人的な基準で昭和の名曲を選んでみることにしました。  私的というからには、ただ単に好みの問題であります。「この曲は好きではないが、巷間言われる名曲だから選ぶ」などという度量の広いところは全くありません。好きでない歌手の持ち歌ならそれだけでダメです。だから松任谷由実とか、おそらくサザンも登場しないでしょう。  この2組が好きでない理由はあまりはっきりしないのですが、しいて言えば、…

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河合奈保子~「ハーフムーン・セレナーデ」

 3連休、秋の高気圧に覆われて、さわやかな天気になりました。今夜も月のきれいな夜です。そんな月を見ていて、頭の中によみがえってきた曲があります。もう25年も前の曲、昭和の巨乳アイドル河合奈保子さんの『ハーフムーン・セレナーデ』。  発売は1986年、当時彼女は23歳です。この時代は、23歳ともなれば、アイドルとしては転機を迎える年ごろでした。今は、25歳の篠田麻里子さまでも立派なアイドルで…

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いつの日か復活したい

 「いつの日か社会に少しでも恩返しができるように復活したい」スーちゃんのラストメッセージではそう語られている。復活の内容は定かではないが、義妹夏目雅子のひまわり基金運動のように、乳がんと戦う女性への支援などであろう。  葬儀の日、夫はこれから田中好子の人生の第2章が始まるといって、メッセージを流す前にカチンコを打った。新たな旅立ちにふさわしい曲は、最後のシングル曲『微笑がえし』。告別式のあっ…

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そして、別れ.....「幸せな人生でした」

 今週の月曜日、スー(田中好子)ちゃんの葬儀がしめやかに.....葬儀終盤の雨はまさしく涙雨か。祭壇中央の遺影は本当に美しい。葬儀の写真ってどうしてこんなに、悲しいほどに美しいんだろう。本田美奈子さんの時もそうだった。  弔辞は、キャンディーズの二人、ラン(伊藤蘭)ちゃんとミキ(藤村美樹)ちゃん。ランちゃんは見慣れているが、ミキちゃんは本当に久しぶり。天地真理化してなくて、本当に良かっ…

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追悼スーちゃん『やさしい悪魔』

 ランちゃん(伊藤蘭)センター曲から1曲に絞るのは難しい。ブレーク曲『年下の男の子』や『春一番』は、当然選んで然るべきなのだが......。しかしあえて、後期の名曲『やさしい悪魔』にします。  1977年3月1日リリース。メンバー間では、解散について具体的な話が出てきた時期である。約4か月後には解散宣言になる。作曲は吉田拓郎。もはやかつてのフォークの神様をみじんも感じさせない、洗練されたメ…

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追悼スーちゃん『わな』

 スーちゃん(田中好子)が逝去されてから、キャンディーズのCDの売り上げが急増しているそうな。悲しみのブームである。  昨日、スーちゃんセンターの代表曲で『危い土曜日』を挙げたが、ほかのメンバーでも何か取り上げたくなった。ミキちゃん押しとしては『わな』意外に考えられない。というより、ミキちゃんセンターのシングルはこれしかないのだ。AKB48風に言えば、干されメン? レコードジャケットだって…

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スーちゃんが.....

   眠気が一発で覚めるような、耳を疑うニュースが。キャンディーズのスーちゃん死去だって。ウソだろと思った。あまりに突然だったが、実は20年近くも闘病してたんだって。  キャンディーズでは、初期のころの今でいうセンター。でもあまり売れなかった。ランちゃんがセンターになった途端売れ出したのには、複雑な思いだったに違いない。キャンディーズは、アイドルグループだったが、バラエティーも本当に上手にこ…

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AKB48「誰かのために」プロジェクト

    東日本大震災復興支援チャリティイベント、AKB48のグッズを販売して、その売り上げの寄付しようというもの。26,27日に横浜アリーナで開催したものですが、例によって、趣旨はいいのに、運営のまずさが出てしまいました。チャリティイベントだからメンバーが来て、ミニライブぐらいは行うと思うのは人情。ところがメンバーが誰も来ないということで、大モメのようです。言い訳はこちらに。  さて表題の「…

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