仮面ライダーBLACK 第47話「ライダー死す!」

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【あらすじ】
 荒廃した東京。宣戦布告をしたシャドームーンの前に、政府は和平交渉をする方針を固める。仏に縋る者、神に祈る者。
 しかしそんな中で、ゴルゴムに抵抗する者たちがいた。少年戦士率いる、若者たちだ。勇敢に立ち向かう少年戦士たちだが、コウモリ怪人とダロムの前に、次第に追い詰められていく。そこへ光太郎が到着、少年戦士たちを逃がすと、仮面ライダーBLACKに変身し、ダロムと相まみえる。
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 やがてシャドームーンも登場、再び対戦要求をするが、バトルホッパーで戦線離脱してしまうBLACK。戦いを回避するBLACKに、戦いを避け続ける限り、いつまでも太陽の光は差さないと、業を煮やすシャドームーン。
 ゴルゴムの攻勢の前に、少年戦士たちの本拠地は野戦病院の様相を呈している。甲斐甲斐しく、手当をしている杏子と克美の前で、また一人死者が出た。「死にたくない....」という言葉を残して。
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 少年戦士たちは、相手が信彦であっても光太郎に戦ってほしいと懇願する。ついに杏子と克美も、光太郎に戦いを促した。一人外へ出た光太郎の脳裏には、4人で共に過ごした楽しかった時が蘇る。
 光太郎は続いて外に出てきた杏子に、克美とともに日本を離れるようにいう。光太郎が、自分と信彦の戦う姿を見せたくないと思っていることを察した杏子は、離れたくないと言い張る。「どちらかが倒れるまで戦うしかない」、悲壮な覚悟で臨む光太郎に、縋りつき泣き続ける杏子。そんな杏子の姿を、見守るしかない克美。
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 ゴルゴム神殿では、創世王がシャドームーンに、ブラックサン=仮面ライダーBLACKが戦う決意を固めたことを伝え、決戦は明日だと語る。勝った暁には次期創世王の座が待っているという創世王に、絶対に手出しは無用と、くぎを刺すことを忘れないシャドームーン。
 戦う決意を固めた光太郎は、バトルホッパーとロードセクターに別れを告げる。信彦に敗れるかもしれないという光太郎を心配する2台のマシン。そんな姿を見て、必ず戻って来ると約束する光太郎。
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 再び太陽が姿を見せた。本当にブラックサン=光太郎は来るのかと、疑心暗鬼なダロムに、シャドームーンは必ず来ると、確信に満ちて断言する。
 決戦の地へ向かう光太郎。その事実を克美と杏子は、再び輝きだした太陽で知る。
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 ついに信彦=シャドームーンと相対した光太郎は、最後の説得を試みるが、徒労に終わる。サタンサーベルを振りかざし、光弾を放つシャドームーン。覚悟を決めた光太郎は最後の変身をして、シャドーンとの戦いの火ぶたは切られた。
 序盤戦、サタンサーベルの攻撃をかいくぐり、延髄切りを決めるなど、BLACKは善戦する。その様子を見ているのは、駆け付けてきた克美と杏子。表情は不安でいっぱいである。
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 ここでシャドームーンは戦いのパターンを変化させた。サタンサーベルを飛び道具として使用、光弾を飛ばし始まる。BLACKは、接近戦に持ち込もうと、ジャンプしての攻撃をするがこれが裏目、サタンサーベルから発射されたビームは、スタートレックに出てくるトラクタービームのような牽引ビームになり、BLACKの自由を奪った。振り回されるBLACKだったが、なんとか周囲の岩壁を利用して振り切ると、再びジャンプ。キックをシャドームーンの右手に決め、サタンサーベルを叩き落した。
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 「信彦、僕はお前を倒したくないんだ」そういいながら、BLACKはライダーパンチを的確に決めた。後はライダーキックを決めれば、勝負はつく。しかしその時、創世王が助け舟を出した。シャドームーンに電撃を下すと、その姿は信彦に戻った。元の信彦に帰ったと思ったBLACKは、あわてて駆け寄る。しかし、再びシャドームーンの姿に戻ってしまい、パンチをBLACKに決める。
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 シャドーパンチとライダーパンチがぶつかり合う。さらに、シャドーキックとライダーキックがぶつかり合い、互角かと思われたが、先に膝をついたのはBLACKの方、シャドーキックが勝っていた。
 このチャンスをシャドームーンは見逃さなかった。サタンサーベルを取ると、ボディーに二太刀切りつけた。もうやめてと叫ぶ、克美と杏子の声を無視し、さらに肩口に袈裟懸けに一撃、勝負を決めてしまった。
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 「この地球はゴルゴムのものではない」うめく様にいうBLACKに、ゆっくりと近づいたシャドームーンは、サタンサーベルをその体に突きたてた。泣き叫ぶ克美と杏子の声が、響く。
 力尽きたBLACKに克美と杏子が駆け寄ろうと飛び出していくと、突然大地が揺れ始める。BLACKの倒れている場所にも大きな亀裂が入る。サタンサーベルを引き抜いたシャドームーンは、高らかに勝利宣言をした。
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 創世王の声が響く。「ブラックサンの体を切り裂き、キングストーンを取り出せ。そうすればお前が次期創世王だ」と.....ゆっくりと左手を、ベルトに伸ばしていくと、キングストーンが輝き始め、BLACKが光太郎の姿に戻った。「光太郎」、そう呟いたシャドームーンの手が止まった。ダロムと創世王が取り出すように促すが、シャドームーンは「私はブラックサンのキングストーンなど無くても立派に次期創世王になってみせる」と言い出す。慌てた創世王は「愚か者!一瞬とはいえ、人間の姿に戻したばかりに人の心を取り戻したのか?」と一喝する。しかしシャドームーンは、「違う!そうではない!だが...できない」と、拒否して、姿を消してしまった。
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 シャドームーンが去ると、再び光太郎の姿は、仮面ライダーBLACKになる。BLACKは駆け寄ってきた克美と杏子に、一刻も早く日本を脱出するように促した。自分が死ねば、日本を守る者がいなくなり、危険だからだ。「二人がいたから、僕は今まで頑張って来れた。ありがとう」、感謝の言葉を言いながらBLACKは死出の旅に着いた。「死なないで、光太郎さん!!!」、克美と杏子の声だけが空しく響く。
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 しかし、現実は非情にも進んでいく。再び大地が大きく揺れ始めた。BLACKの遺体は大地の亀裂から、海に落下、そのまま流されてしまった。克美と杏子がいくら呼びかけても、もはやどうすることもできなかった。
 仮面ライダーは死んだ...長く苦しい戦いの末死んだのだ。もはやこの地球を救う者はいない。ゴルゴムの横暴に任せるしかないのか? 誰がこの美しい地球を救うのだ....
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【特記事項】
① 絶対死なない主人公が死んでしまったという衝撃は、ゼットンに敗れたウルトラマン以来でした。
② リアルの話をするなら、全く自衛隊が出てこない設定がおかしい。ゴルゴムで戦っているのはシャドームーンを入れても、この時点でたかだか3人。90式戦車や攻撃ヘリ・コブラの使用でかなり抵抗できるはず。さらに日米安保の発動対象の事案であり、アメリカ軍の参戦も期待できたはずです。

この記事へのコメント

  • 五歳児

    今さらコメントします。放送当時たしか五歳でした。仮面ライダーが死ぬなんて、、、ショックを受けたのを覚えています。私の記憶ではうつぶせのどざえもんだったのですが、あお向けだったのですね。川と思ってたのも海。記憶と感情を揺さぶられてコメントしちゃいました。ありがとうございました。
    2018年01月12日 00:03

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