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zoom RSS 【官兵衛を探る(2)】

<<   作成日時 : 2014/03/08 22:08   >>

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 産経新聞WESTで連載中の黒田官兵衛の記事です。

「兵法」地で行く軍師・官兵衛の自在な知恵…「兵力」「人間心理」把握、“将棋の戦い”の如し

 戦いには大きく分けて城攻めと野戦がある。それぞれで官兵衛(=黒田官兵衛孝高(よしたか))の戦いぶりを見てみよう。

 城攻めでは、まず説得工作を試み、相手が応じない時に初めて攻撃する。その場合でも三方を囲むが残り一方を開けておき、逃げ口を設ける。城全体を囲うと、敵は逃げ場がなく全力で戦いを挑んでくるので敵味方の犠牲者が多くなるからである。
 これは孫子の兵法に言う「囲師必闕(いしひっけつ)」である。相手を全滅させるのではなく、敵将を降参、逃亡させ、味方の戦力の消耗を抑えて戦いを終え、次に備える。
 西播磨の佐用城攻め、明智方との山崎の合戦での勝龍寺城攻めで「囲師必闕」を用い、敵の将兵を逃がし落城させた。佐用城攻めの開け口は不明だが、城跡には小さな神社があり、落ちのびるときに命を落とした城主が祭られている。城主を福原則尚とする説もあるものの、「黒田家譜」では福原助就とされる。
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佐用城跡に建つ神社「福原霊社」。落ちのびるときに命を落とした城主が祭られている =兵庫県佐用町(今藤久夫さん提供)

 また、城を周りから威嚇したり、兵糧攻め、水攻めを行ったりして圧力を加え降伏を勧める。四国の岩倉城攻めでは、材木を高く組みその上に大鉄砲を据えて城中に打ち込み、また鬨(かちどき)の声をあげて威嚇し降伏に追い込んだ。
 毛利方の備中高松城は周囲を沼に囲まれ難攻不落であったが、堤防を築き川の水を引き入れて水攻めにより落城させた。このような攻めは日数と費用がかかるが、味方の犠牲は少なくなる。
 官兵衛は敵方だった兵を次の戦いでは味方として使用する。命を救われた将兵は喜んで官兵衛の元で働き、戦う度に軍勢が強大になっていく。敵将を詰めて勝ちとなり、取った駒は味方として使用するという点で、官兵衛の戦いは「将棋の戦い」のようである。

 野戦においても戦術は多種多彩。官兵衛の播磨での初期の戦いなどでは手勢が少なく、少数で多数の敵に向かう必要があった。

 相手が油断したすきを突いて敵を撃退したのが青山・土器(かわらけ)山の戦い。英賀(あが)合戦では敵が小勢と見くびったすきに、周辺の農民を集めて幟(のぼり)、旗、鐘、太鼓を持たせて大軍の襲来を装い毛利方を撃退した。三木城周辺の戦いではおとりを使って敵兵を誘い出し、追ってきたところを伏兵などで挟み撃ちにして勝利を収めた。

 官兵衛の戦術は、敵味方の兵力差、戦いの場の地形、相手の心理状態などを冷静に把握し、状況に応じて戦法を使い分ける。そして常に先手を取り、相手の動きを予測しながらその裏をかいて勝利を収める。そこには「孫子の兵法」を地で行く軍師の知恵が見える。

=播磨の黒田武士顕彰会理事 今藤(こんどう)久夫
 
=続く




 今年のNHK大河ドラマの主人公である戦国武将、黒田官兵衛孝高(よしたか)。秀吉に天下を取らせ、「希代の軍師」と称される。その戦略や信条などを「播磨の黒田武士顕彰会」理事、今藤(こんどう)久夫さんがシリーズで紹介する。

*2014.01.02 産経新聞より(http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140102/wlf14010207010000-n1.htm)

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ま、ある程度「播磨灘物語」のイメージが現在の大河に影響を与えていると思います。大河で秀吉の子分やったんなら、家康の子分の本多忠勝(千葉県大多喜市)やってあげてほしい。
井出浩司
2014/03/09 12:03

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